医療スタッフのブログ

胃がん検診にX線検査(バリウム検査)は本当に必要なのか?

ピロリ菌は主に幼少期に感染することが多く、一回感染したら除菌しない限り、半永久的に胃の粘膜に生息し続け、将来の消化性の潰瘍や胃がんの原因になります。

胃もたれ、げっぷ、食欲不振などの症状

ピロリ菌がいなければ胃がんになるリスクは低くなります。世界の胃がんの発生率の6割以上が日本を含む東アジア諸国に集中していますが、これにはピロリ菌の感染と密接な関係にあるというのが有力な説です。60~70歳代より高齢の日本人の8割が胃に菌を持っているとされています。これは水道ではなく井戸から水を汲み上げていたこととも関係があります。

菌は生涯胃の中に住み続けますが、若いうちなら医療機関で除菌することができます。経済瀬長に食生活や衛生面、環境面での改善により、自然に感染率は低下し、現在では40歳より若い日本人の感染率は2割にまで低下しました。

自治体の補助が出る胃がん対策の検診は、40歳以上を対象とした年1回のエックス線検査、いわゆるバリウム検査です。胃にX線を当てて7~8枚の画像を撮影しまうが、ピロリ菌の感染のない40歳以下の10人のうち8人にとっては、被爆するだけの検査ではないかという指摘があります。

国立がんセンター消化器内視鏡部の後藤田医長は「従来の胃がん検診を見直すときがきている」と話します。ピロリ菌の有無を調べる採血検査からリスクを分類し、集中的に内視鏡検診を提供するというのが一つの方法です。時間もかからず被爆もせず、費用も圧倒的に安く済みます。菌がいなければ精密検査の必要もありませんし、胃がんになるリスクが非常に低いと担保もされます。

内視鏡検査は、胃に消化器内視鏡を入れて胃の表面の様子を観察するものです。カメラで観察するため、小さい異常だけではなく、出血の様子などを詳細に確認できます。現在は人間ドックなど任意の検診でしか受診できませんが、より多くのがんが発見できる可能性が高くなります。

病院や診療所に勤務している病院薬剤師は、処方せんの記載内容を確認し、飲み合わせの悪い薬や、同様の薬が他科から重複して処方されていないかなどを調べ、調剤を行います。そのほか、病棟で医師や看護師などの医療スタッフと連携をとりながら、患者さんが服用する薬の相談したり、患者さんと直接コミュニケーションを取って、副作用が出ていないかなどをチェックもします。